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精神的な親殺しをしたいなら、「毒親の正体」は必ず読んで欲しい

 このブログには「親殺し」とか、「親を殺しそう」のキーワードでの精神的な親殺しの記事にたどり着く方々が多くいらっしゃいます。

 

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親に並々ならぬ苦しさを抱えている方々に水島広子著「毒親の正体」を是非読んで欲しいと思って、記事を書きます。

 

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「毒親」の正体

この本の著者水島広子さんは精神科医です。

 

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水島広子さん

 人生に生きづらさを感じている人の親は、発達障害があったり何らかの精神科学的問題を抱えているケースがとても多い

かなり重症な方も診てきた水島さんは、人生に生きづらさを感じている人の親は、発達障害があったり何らかの精神科学的問題を抱えているケースがとても多いと本の中でおっしゃっています。

 

この本を一言でいうと、毒親によく見られるパターンを紹介し、同時に自分の心の癒しと有力化(エンパワーメント)のための、毒親問題への考え方が述べられている本です。

 

自分の親が毒親 なら縁を切ればいいと連絡を絶つことで解決を図る方も多いと思います。

実を言うと私も一時期親からの電話を着信拒否にしていたことがあり、母はそのころ「あなたの電話はいつも話し中なのよ。」と言ってました。

 

 毒親と絶縁することでは生きづらさは解決しない

しかし、水島さんは、毒親と絶縁することでは生きづらさは解決しないとこの本でおっしゃってます。

 

自分の親が毒親に分類され、自分が親に振り回されてきたことが自覚できても、そこで理解を止めてしまうと親が何故毒親になったのかという、疑問はいつまでも残ります。

 

毒親と縁を切ったとしても、ふとした瞬間に親の言葉が浮かんできて、悩まされるのです。

 

私もそうでした。

親との関わりを減らそうと着信拒否にしても私の心の苦しさは変化しませんでした。

 

ではどうしたらいいのか?

 

水島さんはおっしゃいます。

 

そうした人には、どんな事情で、自分の親が「毒親」になったかを「知る」ことが大切なのです。

診療の場で「毒親」を見てきた立場からすると、「毒親」を精神医学的に理解することは、驚くほどの効果を上げると言えます。

 今まで考えもしなかった親の「診断」を知ることによって、子どもは「自分は悪くなかった」という理解を確かなものにすると同時に、

「厄介な親」との関わり方の指針を得ることもできるのです。

これは場合によっては関係性の回復にもつながっていきます。

「毒親」の正体 水島広子

 

 

 

つまりこの本は、今後どのような考え方と行動をすればラクになるのかを教えてくれている本だということです。

 

この本では私の母のようなASDタイプ(自閉症タイプ)とADHDタイプの分けて語られてます。

私のことで言えば、私の親はASDタイプの発達障害だと思われます。

 

ASDタイプの特徴は2つ。

「心の理論の欠如」と「横のつながりの欠如」

 

「心の理論」とは、この状況では相手はこんなふうに思っているはずだ、とか、こんなふうに言ったら相手はこう思うだろう、いうような常識的な「読み」です。

 

私は親からかなり傷つけられることを言われて育ってきています。

また、年老いてから始めた仕事の商品を売るために、夫の実家に押しかけて商売しようとしたこともあって、その時は本当に驚きました。

夫にも「お母さんちょっと変わってるよね。」と言われました。

それもこれも、私の親に「心の理論」が欠如してるからだと理解できました。

 

ASDの人には「心の理論」がもともと無いので、一度体験して「パターン認識」することで蓄積していくしかなく、応用は利かないのです。

 

年老いてから始めた仕事ですから、若い頃の体験が無いのでパターン認識していないための失敗ですよね。

でも本人は失敗だと思っていなので、怖いですよ。

 

もう一つの「横のつながりの欠如」とは?

 

一つのテーマを突き詰めることについては(つまり、縦方向に考えを進めていくことについては)とても秀でているのですが、

例えば「でもそんなことを言うと、お嬢さんの生き方を否定することになりますよね」と、異なる視点からのコメントをすると固まってしまう、という特徴です。

固まった結果、とりあえず反撃する、という人も少なくありません。

 

 つまり、私たちが日常生活でいろいろ話し合うとき、「なるほど、そういう考え方もあるよね」と自然に受け止めているような類の会話が、

ASDの人にとっては突然の「奇襲」に感じられ「自分の領域を侵害された」という被害者意識が生じてしまうことなのです。

何気ない一言が、かなりの変化球に感じられてしまうのです。

 

引用が長くなってしまいましたが、これ、もう、うちの親にぴったり当てはまってしまって、そうそう!!そうなのよ!といちいちうなずきながら本を読みました。

 

先日は、母の耳が遠いので私の話がちゃんと理解できているか確認するために「わかった?」と聞いたんです。

最近まで仕事をしてきた母はプライドがあるから(と自分で言っていた)年寄り扱いして「わかった?」なんて慇懃無礼だわ!!とたいそうお怒りでした。

 

急に怒り出すのでびっくりしましたが、これも私の「何気ない一言」が、母にとっては奇襲だったのでしょうね。

 

そのほかの母の特徴としては、母は他人の言葉をそのまま受け取ります。

建て前で言ってるのだろうなと思う誉め言葉を、本当にそのまま何も考えずに受け止めますからうぬぼれやさんです。

 

 毒親の生態⇓⇓

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毒親は子どもに何かを強いることで子どもが傷つくと思わない

 

一つのテーマを突き詰めることが得意なのと、「心の理論」が無いことの相乗効果は、子育てに何をもたらすでしょうか。

まず、子どもに何かを強いることがそのことの心を傷つけるかもしれない、というような発想を持つことができないと言えます。

 

母は、自分の考えが正しくてそれ以外は認めようとせず、子どもの頃は母の考えを押し付けられて苦しかったし、私の考えは全く認めてくれないしで辛かったですね。

 

これも、私の母は、私に上のような接し方をすると私が辛い思いをして傷つくという発想がそもそもできない脳の持ち主だったんだと私は理解できました。

 

この本『「毒親」の正体』は親の意味不明な行動の理由を明らかにしてくれました。

そのおかげで、私は自分が悪い子だと言われて育ってきたけれど、私は本当は悪い子ではなかったということが心の底から理解できて、とてもラクになりました。

 

親がこのような接し方をしたのも、親に問題があり、親の事情のせいだったとわかりました。

そして、親も事情がある中頑張ってきたんだなと思うことで、自己肯定感が格段にアップしました。

 

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 記事が長くなったのでここらで一旦アップしようと思います。

 

「親殺し」「親を殺しそう」と思ってて苦しいのなら、『「毒親」の正体』を読んでみてください。

 

私は読んでいる時、本の中身を全部引用したくなるくらい、どうしてもこの本を伝えたくてたまらなくて、付箋でいっぱいにしてしまいました。

 

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親が悪いって思うのは間違ってないです!

子供は親のことを本当に思っているのに、それに気付かない親がいるのが現実で、私はそのことを大変悔しく思います。

 

少しでもあなたの心がラクになりますように、祈っています。

 

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