- 私も産後うつで苦しい時期がありました
- 育児ストレスを回避するために「自分の性格」と「育児のネガティブな面」を最初から知っておくべきだった
- 苦しい産後うつは3年後にやっと終わった
- 産後のうつを解決する鍵は旦那さんとの関係にある
- 産後うつを克服するための解決法はこれ!
- 虐待しそうで怖い、、、ひとりで悩んでないで相談してください
私も産後うつで苦しい時期がありました
一人目の子供が生まれた直後は大変嬉しかったし、子供は本当に可愛かったのです。
ところが翌日、会陰切開して歩くのもつらい。
寝不足で起きるのもやっと。
そんな中、授乳しなければならない。
私はここで初めて気づきます。
これからは自分のぺースで何かをすることはできないんだ…。
子どもがいるだけでこんなに束縛されるのか…。
驚き愕然としました。
それだけではなく、私の場合は1ヶ月健診後すぐ転勤でだれも知り合いのいない土地に引っ越したのです。
ダンナも転勤したばかりでストレスが多く、帰宅も遅い。
朝ダンナが出社してしまうと夜10時すぎまで赤ん坊と2人きり。
誰とも会話することもなく一日が終了する日は珍しくありませんでした。
初めての育児にも関わラズ、たったひとりで育児をしなければならない。
プレッシャーに押しつぶされそうになり
「ここから飛び降りたらラクになるかな?」
なんてバルコニーで洗濯物を干しながら思ってる私がいました。
完全に産後うつの状態でした。
苦しくてくるしくて、「母親をやめたい!!」と心の底から思いました。
でも夫や母に辛いと言うと「何で?こんなに可愛いのに。」と。
おまえはヒドイ母親だと言わんばかりの顔つきをされて、がんじがらめの状態に。。。
産後うつの特徴:仲間を求めたいのに求められない
たったひとりで育児をしていて苦しい。 だれも話す人がいない。
そんな場合、だれもが友達を作ろうとしますよね。
私だって努力はしました。
同じ月齢の子どもたちの集まる場所へ行ってみたり。
検診で集まったママたちに話しかけてみたりもしました。
時に誘われて、乳児の子どもを連れて知り合ったママの家へ、遊びに行ったりもしました。
でも孤独感はどんどんひどくなるばかり。
仲良くなりたいのにどうしてか仲良くなれない。
一度遊びに行ったけれどそれきり誘われず、自分から誘うことはできず、やっぱりひとりきり。
でもどこかでほっとしている自分がいたりするのです。
人といてくつろげない私の性格が災いした
この感情の理由は、 人といてくつろげなかったからです。
私は人を求めているのに、人といると緊張するという、大変混乱した状態でした。
いまこの時の感情を思い出すと、産後うつでノーマルな精神状態じゃなかったなと思います。
一番ラクに話が出来るのは昔からの友人でした。
でも昔からの友人は遠い地元にいます。
それに彼女らだって自分の生活がありますから、
いつでも私の話したいときに気軽に話すというわけにもいかず、本当に孤独でした。
ヘンテコな感情ですが、産後のうつの苦しさは続きました。
産後うつで他人に攻撃的になる
私は他人に攻撃的だったと思います。
不満があると人は攻撃的になります。
不満がどこに向かうかということが違うだけで、攻撃的になるのです。
この攻撃が自分に向くと、うつになり、さらにひどくなるとリストカットや自殺ということになるのでしょうか。
そして、子供に向くと、虐待、ということになるのでしょうね。
私は、自分とご近所の方と、夫に向きました。
自分を縛る子供から離れたいという気持ちと、
子どもが可愛いという気持ちとがぶつかり、混乱していました。
苦しさから逃れたくて、ご近所の奥さんに攻撃的になりました。
数か月しか違わない赤ちゃんのいるお隣と、その下の奥さんに対して、
それはまあ、攻撃的な言い方態度をしていたと思います。
その二人はよく行き来していたようですが、私はたったひとり。 ひとりでいました。
誘ってもらいたいという気持ちと、
でも誘われてもどうやって付き合ったらよいかわからないという気持ちとの間で、
混乱していました。
誘われても緊張するし、攻撃的になってしまうので、嫌だなと思う。
でも寂しいから誘ってもらいたいという、
何ともおかしな気持ちだったのです。
こんな混乱した攻撃的でおかしな私ですから、ご近所の奥さんは誘うはずないんですよね。
それなのに、私はのけものにされたような気持ちになって、
ますます攻撃的な態度になるという、悪循環でした。
夫に対しても、私の気持ちがわからない!といら立っていました。
人の愛情を求めていたのに、それを素直に出せず、逆の態度をしていました。
でもこのあまのじゃくともいえる態度を直すこともできず、
どうして?どうして?どうしたらいいの?
と苦しんでばかりいました。
育児ストレスを回避するために「自分の性格」と「育児のネガティブな面」を最初から知っておくべきだった
「人を求めているのに、人といると緊張する」という自分の性格に、育児が始まって、初めて気づいたわけです。
誘ってくれた方とも、もっとフランクに付き合えば良かったのだけれど、なぜか身構えてしまう。 どう振舞ったらいいのかわからない状態でした。
それに加えて私はとても自由が好きで、自分の好きなように行動したい、わがままな性格だということにも気づきました。
子どもが生まれる前は、自分のことだけ考えていればよかった、
自分の都合で何でも決められて好きなことが出来ていた独身の頃は、
他人といてくつろげない苦しさは多少あったとは思いますが、気になるほどではありませんでした。
ところが、親というものは自分のことをさておいて、まずは子供が望めばその通りにしてやりたいと思うものです。
私も子供が望めばおむつを取り換え、ミルクをやり、抱っこして、外へ行きたいと言えば連れて行き、という生活でした。
子どものペースで育児をしていて、自分自身が無くなってしまうかのような幻想の中で、
自分自身をどう保てばよいのか分からなくなってしまいました。
自分と子どもの生活のペースがつかめず、 私は完全に産後うつで、精神的におかしかったと思います。
苦しい産後うつは3年後にやっと終わった
私のうつ状態は3年続きました。
うつが治ったのは環境が変わったからです。
お隣に優しい奥さんが引っ越してきました。
その方の下のお嬢さんが、ちょうどうちの子と同じ年齢で、同じ幼稚園に通うことになったのがきっかけです。
その方は気軽に何回も誘ってくれたので、その方のおかげで少しずつ気持ちがほぐれていったのです。
でもそれも子どもが幼稚園に入ってから。
それまでの3年間は孤独に苦しみました。
産後のうつを解決する鍵は旦那さんとの関係にある
産後のうつになるかならないかは、旦那さんとの関係もかなり大いのです。
旦那さんとの関係がうまく行ってると育児に不安を持たなくなるという研究結果があるのです。
旦那さんがしっかり妻の話を聴いてくれるだけで、
実際に育児に参加しなかったとしても、産後うつは起こらないのです。
旦那さんにちゃんと自分の本当の気持ちを話せるかどうかは大きいと思います。 この辺の話は別の記事で書いているので読んでみてください。
<別ウインドウで開きます>
私の場合:ダンナに話しても何も解決せず苦しい気持ちは置き去り
男は悩んでるとこっちが言うと、すぐに解決策を申し出てくるからやっかいです。
おまえが…とか、こうすれば…とか、ダンナは善意から良くなる方法を伝えようとするのです。
でも、何を言われても私の心の中には入ってきません。
ご近所の奥さんと仲良くしたいと言うと、お前が話しかければいいじゃないか。
話しかけても仲良くなれないと言うと、公園で会ったママと仲良くなればいいじゃないか。
グループが出来てて中に入れないというと、グループじゃない人と仲良くすればいいじゃないか。
全部こうすればいいと言われてしまって、私の苦しい気持ちは置き去りのまま。
こんなダンナと話していても意味が無いと思ってしまいます。
でも私が話ができるのはダンナだけだったので、
なんとか話を聴いてもらいたくて話すのですが、堂々巡りでした。
こうしたダンナとのやり取りも産後うつが治らない理由の一つだったように思います。
産後うつを克服するための解決法はこれ!
今あのときの私にアドバイスするとしたら、こういいます。
「聴いてくれるだけでいいの。」
と前置きしてから話し始めるといいよって。
「何も言わないで聴くだけでいいの。」
「お願い。聴いてくれるだけでいいから。」と言って話をするのです。
私はのちにこの方法を知って、何かの折に何も言わないで聴いて欲しいと伝えて話をしたことがあります。
そのときダンナは何か言いたげでしたが、何も言わずに聴いてくれました。
聴いてくれたあと、何か言いたいことはある?と聞きました。
ダンナは少しだけ自分の意見を言ったけれど、私は自分が話せて満足したのでダンナの意見もキチンと聞くことが出来ました。
最後に「話を聴いてくれてありがとう。」とダンナに言うと、彼も満足げでした。
「聴いてくれるだけでいいの」というフレーズは効くと思いますよ。
私の産後うつは子どもが幼稚園に入園し、次第に良くなってはいきました。
でも、私は自由を好み、他人といると緊張してしまうところがありました。
ここを直すためには、かなりの時間を要しました。
様々な本を読んだりセミナーを受けたり。
プロフィールにも書いていますが、子どもを育てることを通して私自身が大変学ばせてもらったと思います。
あの頃の私と今の私はまるっきり別人のようになりました。
育児は育自と言いますが本当だと思います。
虐待しそうで怖い、、、ひとりで悩んでないで相談してください
もし産後うつで攻撃性が子供に向いてしまいそう、
または向いてしまっているという方がいらっしゃったら、
どうか、ひとりで苦しまずに相談してください。
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私は誰にも相談できなくてうつが治るまでに長い時間がかかりました。
あのとき誰か話を聴いてくれたらもっと私の人生変わっていたのにと思います。
孤独な育児は本当にいいことないです。
どうか、一人で苦しまないでほしいです。
あなたの大切なあなた自身とあなたの大切なお子さんが笑顔になるために。
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