- 結論:絵本の読み聞かせは学力アップに効果がある!
- 赤ちゃんの頃から10年間読み聞かせしてもらっていた上の子の場合
- 下の子は絵本の読み聞かせをした時期は上の子より短いが、国語力は上の子よりある
- 読み聞かせの効果検証・2つの可能性
- まとめ: 絵本の読み聞かせは学力アップに効果的
- 絵本の読み聞かせ 一番大きな効果は良好な親子関係
結論:絵本の読み聞かせは学力アップに効果がある!
(この文章は上の子が20歳下の子が15歳の頃に書いた記事です)
絵本の読み聞かせは学力アップに効果あります。
私は勉強しなさいと言ったことがなく、本人に任せてきました。
上の子は大学受験の頃も高3になるまでは真剣に勉強していないように見えました。
ですが、高3の夏の講習から勉強してるなと親が思えるくらいの勉強量を確保し、なんとかマーチのうちの一つの大学に入学することができました。
友人たちからは「何でお前が!」って言われたよと、その当時子どもは言ってました。
上の子は生まれてから10年間、毎日欠かさず絵本を読み聞かせしてもらっていました。
地頭というのでしょうか?
絵本の読み聞かせをしてもらうことでそれが鍛えられて学力アップに効果を発揮していたのかもしれません。
以下、子どもたちのエピソードです。
赤ちゃんの頃から10年間読み聞かせしてもらっていた上の子の場合
私は上の子には生まれたての赤ちゃんのころから読み聞かせをしていました。
その頃、毎月年齢に応じた絵本を1~2冊自宅に送ってくれるサービスを利用していました。
まだねんねの頃から抱っこしながら本を見せて読んでやっていました。
5年後に下の子が生まれてからは二人それぞれに、寝る前に毎日読んでいました。
読み終わる頃になるとそわそわし始め、終わるや否や新しい本を本だなへ探しに行き、あわてて戻ってくる上の子。
エンドレスです。
それくらい上の子は本が好きでした。
それに加えて普通は読み聞かせをしなくなる小学校高学年まで、上の子は10年以上、毎晩絵本を読んでもらっていました。
下の子のために読み聞かせをしていた関係上、意図せずそうなりました。
上の子は小学生の頃は図書館で借りてきた分厚い小説を読んだりもしていました。
しか~し、20歳になった今、本を読むかと言えば読みませんね~。
文章を書くかと言ったら書きません。
それまでに国語的なことで成績が褒められたことがあったかといえば、小学生のころ何度かありましたが、それっきり。
受験の頃も国語が特別に得意だったわけではありませんでした。
しかし、本気になって約半年の受験勉強でマーチに合格しました。
下の子は絵本の読み聞かせをした時期は上の子より短いが、国語力は上の子よりある
下の子は絵本の読み聞かせをしてもらっていた時期は上の子より短いのですが、幼い頃から中3の今も本が大好き。
幼児のころから自分で小学生向けの絵本とは言っても、文字ばかりの本を勝手に読んでいました。
それは家にある上の子用に買った小学生向けの本でした。
我が家では小学生になるまで字は教えませんから、読み聞かせで勝手に習得したようです。
暇な時は何回も読んだと下の子は言っていましたが、それくらい本が好き。
小学生の頃からどこに行くにも本を持ち歩き、暇さえあればすぐ本を開くという生活。
それは今も変わっていません。
このことから言えることはいくつかあります。
私の結論としては読み聞かせが学力アップに効果があるかどうかは、二人しか実験していないので何とも言えませんが、二つの可能性を考えています。
読み聞かせの効果検証・2つの可能性
1 胎教が子どもの学力アップに効果がある
タイトルに書いてある通り、生まれる前から絵本に親しんでいたのが効果的だったのかもしれないということです。
生まれる前からということは、下の子のことです。
上の子のために毎晩一日も欠かさず絵本を何冊も読んでいました。
下の子は私のお腹の中に入ったときから、毎晩絵本に親しんでいたわけです。
胎教ですね。
これが良かったのかもしれません。
胎教については最近はあまり色々言われていませんが、私が上の子を産むころはよく話題になっていました。
でも私はそんなの迷信~くらいにしか思わず、上の子のときは何もしませんでした。
上の子と下の子の違いと言ったらこれくらいかもしれないなぁと思います。
下の子はお腹の中でお話を聞いて、上の子の言葉や親子の会話を聞いてわくわくしながら生まれてきたのかもしれません。
2. 本が好きになるかどうかは個性の問題
可能性の2つ目。
本の好き嫌いは単純に個性の問題なのかもしれません。
上の子は長い時間読み聞かせをしてもらっていましたが、もともと文字にはあまり興味が無いのかもしれません。
そして、下の子はその逆。
下の子は単純に本が好きなだけなのかもしれません。
好きか嫌いかのことで、読み聞かせが国語的能力の発達に効果があるかどうかは関係無いのかもしれません。
上の子に比較して、下の子は国語力があります。
学校ではいつも褒められています。
国語だけではなく、ほかの教科でも文章を書く能力がほかの子より秀でているらしく、先生にその部分は褒められます。
その部分は。
そして何かにつけて本をよく読んでいます。
小説、実用書、歴史本、その他様々なジャンルを
もちろんマンガも読みますよ~。
上の子は下の子に比較してマンガも読まないですね。
本もあまり読みません。
ところが、上の子は大学生になったときにリビングの本棚に会った幼い頃に読んだ絵本を自分の部屋へ持っていって、飾るようになったのです。
大学生になって少し自分を振り返ることができたのでしょうか?
本に対する思いとその本を読んでもらっていた時間がきっと子どもの心に淡い思い出として残っているからなのかな?と私は勝手に思っているのですが。。。
まとめ: 絵本の読み聞かせは学力アップに効果的
絵本の読み聞かせの効果1: 子どもの言葉(語彙)が増えた
読み聞かせの効果としては、私は言葉を覚える能力が発達すると思います。
語彙が増えるということです。
語彙が増えると読み書きの能力がアップするので、学力アップには効果的ですよね。
上の子があまり努力をしているように見えないのにマーチの大学に合格できたのは、10年間の読み聞かせの効果だったのかもしれません。
耳から入る言葉は自分のものになりやすい
大人になった今、私自身も実感しますが、耳から入る言葉というのは自分のものになりやすいです。
会社でも周りの方々の言葉の使い方を知らず知らずのうちに自分もしています。
電話でお客様に同僚と間違われたことが何回かあります。
3つ子の魂100までもと言いますが、幼い頃の体験はその子を形作るものになります。
特に幼い頃に耳から入った言葉はその後の人生に大きな影響を及ぼすでしょう。
絵本の読み聞かせの効果2: 話をまとめるのが得意
実際上の子も下の子も話をまとめるのが上手です。
人の話を聴いて、それってこういうことだよね、あなたはこういうことが言いたいんだよねとまとめてくれるので、周りの方が助かると言います。
私も夫に「お前は何が言いたいのかわからない」と言われたときに、二人とも「お母さんはこういうことが言いたいんだよね」とフォローしてくれます。
下の子は幼い頃から言葉をたくさん知っていました。
今は時々様々なところでMCをさせていただくことがありますが、結構場内を沸かせることを言います。
絵本の読み聞かせの効果3: 総合的な学力アップ
言葉に関してだけを切り取れば、読み聞かせは総合的な学力アップへの効果も大きいと思っています。
テストでは文字を読んで設問の内容を理解しなければ答えられないというのはよく言われることです。
解き方を知っていても、設問の意図を理解できなければ答えられませんよね。
確実に読み聞かせの効果だ、とは言えないので申し訳ないのですが、
私個人としては読み聞かせはした方がいいと思います。
その上で、国語力・読解力・文章を書く能力を伸ばせるかどうかはその子の個性にかかっているのではないかと思います。
そして、本が好きな個性を持っている子はその能力をさらに伸ばしていけるのではないでしょうか。
絵本の読み聞かせ 一番大きな効果は良好な親子関係
読み聞かせの効果をどこまで求めるかで、効果があるかないかということの満足感は違ってくると思いますが、
一番大きな効果は親子の時間の確保にあると私は思います。
読み聞かせは親子の関係を良くするのに効果的だと思っています。
子どもの学力アップに親子の良い関係ほど重要なことってないのですよ。
これを軽視する方もいらっしゃるかもしれませんが。
良好な親子関係は子供の学力をアップさせる
親に対するポジティブな感情を持っている子は学力が高いことが言われています。
ですから、読み聞かせをすることで親子の良い関係を築けることを私は確信します。
でも読み聞かせすればいいと、やっつけ仕事で毎日読み聞かせをすることが義務のようになってはいけません。
それでは読み聞かせの効果である親子の心のつながりがなくなってしまいます。
子供の能力は様々なことが複合的に絡まって発達するのでしょうし、これだけが効果的!これだけをしていれば安心、ということは無いと思います。
ですが読み聞かせが子供の学力をアップさせる効果があるかといえば、多少なりともあると私は思うのでぜひおすすめしたいと思います。
下の子が思春期真っただ中の母親が過去を振り返っての考察でした。
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