サレンダードワイフと神様 surrenderdwife’s diary

サレンダードワイフを実践して夫と仲良し家族円満になった私の体験ブログ

子どもの自立に大切なことは○○だった!心がけたいポイントは?

自立と自律を身に着けさせることが育児の目標

自分のことは自分で出来るように。(自立)

自分で自分を律することが出来るように。(自律)

 

これらは育児の大変大きな目標ですね。  

 

自分のアタマで考えて自ら行動出来るようになって欲しいと望む親御さんは多いです。

想像力と創造力が豊かで思いやりがあって、賢い大人。

だれもが自分の子供がこうであったらと望みます。  

どうしたらそのように育つのでしょうか?

 

子どもに「早くしなさい」と言うのは自律とは反対(他律)

今の日本人は我慢が出来なくなったと言われます。

なんでもすぐ手に入る時代です。

まったくもってその通りだなぁと私も思います。  

これは育児にも当てはまるのかなぁとも思います。

 

子どもの成長を見守る我慢ができないのは私たち母親も?  

子供が早く何でも自分で出来るようになって欲しい、あの子より、この子より早くできるようになって欲しいと思いますよね。

私も思いました!

早くだけでなく、上手に出来るようになってほしいと思いました。

 

でもね、早く早くって、成長のスケジュールをお母さんが決めてしまっているのです。  

これは自律ではなく「他律」だと児童精神科医の佐々木正美先生に教えていただきました。

 

人は幼児期に自立と自律を学ぶ

自立・自律を学ぶ時期は幼児期です。 

たとえばトイレトレーニングのときに、おしっこはここでするんですよ、オムツの中にするんではないですよ、と教えます。

そんなとき、なかなかうまくできなくて怒ってしまったりしますよね。

 

でもね、教えて、いつトイレで出来るようになるか、というのは子供が決めるんです。 

子供が決めるって?

え?って思いますか?

 

普通の小学生でオムツをしている子はいませんよ。

4、5歳にもなればときどき失敗してしまうことはあってもオムツではないですよね。

落ち着いて待ってあげて欲しいのです。  

 

トイレだけでなく、全てに、これ、当てはまります。  

食事のしつけもそう。 スプーンで食べてね、手で食べるんじゃないのよ、そう、教えて出来るようになるのを子供が決めるんです。  

カバンはここにかけてね。

靴はそろえてね。

外から帰ったら手を洗おうね。

 

私はしつけたいことは、いつも同じことを何回も繰り返し言います。

叱るのではなく穏やかに言います。  

上に書いたような言葉は私が子供に言っていたことです。

いつの間にか子どもは自分でするようになりました。  

宿題もしなさいとは言いませんでした。

宿題しようね、とは言ったかもしれません。

いつの間にか子供が自分で宿題をする時間を決めてその時間にやっています。

音読が宿題のときは自分からお母さん読むから聞いて、と言ってきます。  

 

子どもを上手に自立させるためのポイントは?

穏やかに教えて待つ

強制ではなく、教えて、穏やかに教えて、子供が決めたときに自分からやるようになるのを待ってあげましょう。

ひとりで出来ないことならば優しく手伝ってあげてください。

やり方を見せて方法を教えてあげてください。

 

子どもが望んだときは助けてあげる

実は安心して親に頼れる子のほうが自立は早いのです。

親は望めばいつでも助けてくれるという「安心感が子供を自立へと導く」のです。  

 

時々、ずっと出来てたのになんで今日は出来ないの? こんなこと、自分で出来るでしょ?甘えてないでやりなさい。

こんな気持ちになるときがありますね。  

 

でもね、子供の成長は一進一退です。

自分で出来ることでもやりたくないときもあるし、甘えたいときもあるし、頼りたいときもあるんです。

 

(実例)できることもやってーと甘えてきたら?

例えばお片づけ。

ランドセルや幼稚園カバンは帰ってきたら所定の位置に置くことになっているおうちが殆どだと思いますが、放置してあるとき。

「あれ~、カバンが置いてある。誰のかな?邪魔だなぁ。」

こんな風に言うと子供は片付けようとすることが多いのですが、

時には「お母さん片付けてよ~。」 「

そんなときは仕方ないわね~今日だけよ~。」と言って片付けてあげていいと思います。

 

時々手伝ってあげるくらいで自立できない大人にはなりません

お母さんが時々手伝ってあげると片付けの出来ない大人になってしまいますか?

そんなことはないですよね。

学校では所定の位置にきちんとランドセルを置いているはずです。

幼稚園保育園の幼児でさえ、お外ではきちんとやっているんです。

おうちで時々お母さんに甘えるくらいで出来ない大人にはなりません。

 

逆に、おうちで甘えられなかったら、大人になって自分の意志で行動できるようになったとき、やらなくなる可能性が高くなります。

小さいうちは親や大人が怖いから言うことを聞いていますが、大人になると怖い人がいなくなる。

そうするとお外でも家でもやらなくなる可能性が…

「他律」だからですね。

 

成長に応じた課題をクリア!

成長には時期に応じた課題がある

人間はその時期その時期の課題があって、その課題をクリアできないと大人になってもそれを持ち越してしまいます。

ですから子供時代は頑張って親のために(親が言うから)やってきたけれど、思春期以降、親の手が届かなくなると自分でやろうとしなくなるのです。  

 

よくあるのがだらしのない大人。

大人なのになんでこんなにだらしないの?と思いますが、幼児期に強制の多い中で育ったのでしょう。

自律を学ぶ時期に学べていないので、課題をクリアできていないのですね。  

大人になったから出来るというものではなく、育つ過程での課題をひとつずつこなしていかないとこなせなかった部分は残ってしまうんです。

 

なんでも抱え込んでしまう人は人間関係に不安があるから

あまりにも自立心がありすぎで何でも抱え込んでしまう人がいます。

こういう人は、人間関係に安心できない人です。  

 

人間関係というのは信頼関係です。

親との間に信頼関係があれば(親を信じられれば)外の人間関係にも安心していられます。

安心して人に頼ることが出来ます。  

互いに頼り頼られ、出来ることは自分でするけれど、出来ないことはやって欲しいと言える のが健康な人間関係です。

 

安心して人に頼れない人は出来ないことまでやろうとしてしまって、立ち往生してしまいます。

それは孤立と同じことを意味するのではないでしょうか。  

思春期になったとき、子供が孤立してしまうのはお友達に安心できないから。

お友達との人間関係に安心できないからです。

 

子どもは気持ちが満足すれば自然と自立していく

トイレにだってひとりで行けるけど、今日はお母さんについてきてもらいたい。

洋服だってひとりで着られるけど、今日はボタンをお母さんにはめてもらいたい。

シャツを上手にズボンにしまえないから今日だけはお母さんにやってもらいたい。

そんなときはやってあげていいんですよ。  

 

突き放さないで、子どもが望んだらはいはい、って笑顔でやってあげて欲しいです。

満足すれば、出来ることをいつまでもやってとは言わないのが子供です。

だって、親ってホントは子供からしたらウザイんですから。  

 

自立・自律を学ぶのは幼児期ですが、幼児期に学べなかった子(強制が多かった子)には穏やかに教えて自らやるまで待ってあげてほしいです。

教えて出来なければ手伝ってあげる、そういう接し方をしてあげてほしいです。

 

年齢が上がれば上がるだけ、待つ時間も手伝う時間も長くなるでしょう。

でも、強制していては、いつまでたっても意欲的に自分から行動できるようにはなりません。  

 

我が家の子供はお母さんは怒らないといいます。

私は注意はしています。

飽きずに同じことを同じ調子で穏やかに言い続けているからでしょうか?

子供は注意されているとも感じていないようです。  

 

いつか出来ると安心して待ってあげてください。

親が安心していると子供も安心して自分からやろうとする力を発揮できるのです。

(2007年に下の子が小学生の頃書いた記事です)

 

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