子育てに正解はないという言葉を時々聞きます。
本当に正解はないのでしょうか?
子育てに正解・不正解は本当にない?
人は様々な特性や特徴、性質を持っています。
子どもとてそれは同じ。
ですから子どもによって接し方を変えるというのはアリだと思います。
でも、基本・原則はあると私は思います。
その基本・原則とは何でしょうか?
子育ての正解・不正解は子どもが決める
私はこれが正解と言えるような基本的な接し方はあると思っていて
それは「親の自分への接し方を、子どもがどう受け取るか」
これがポイントだと私は思うのです。
私が考える子育ての正解、
それはつまり、親がどんな接し方をするか?が問題ではないということです。
子どもが親を心から信頼できて、
親の愛情を確信できる接し方をする
これが正解だと私は思うのです。
それは親の行動=叱り方やしつけ方、
そして普段の子どもに対する態度や接し方を、
子どもがどう思うかということです。
極端なことを言えば、どんな親でもいいんです。
子どもが親を信頼できれば。
子どもの視点で、子供自身が親をどう思うか?が大切だと思うのです。
どうして子ども自身が親をどう思うかが大切なの?
親を信頼することができれば、子どもは自分自身を信じることができます。
親などの自分の世話をしてくれる人を信頼する感情のことを基本的信頼感といいます。
親を信頼できる子は、この基本的信頼感をいつも持ち歩き、家族以外の他人にも同じように信頼感を寄せることができます。
信頼感を持ち歩くけれど、親よりもそりゃ、他人に対しては信じる許容度?は減りますよね。
ですから親を90%近く信じることが出来れば、お友達や担任の先生のことを80%信じられる。
ご近所の方を70%信じられる、そんな感じです。
この信頼感を育むために、親は育児しているのです。
そして、親への信頼感を子どもが得るためには、子どもが親をどう思っているか、それが大切なのです。
なぜなら親や他者を信頼できれば、それが自分を信頼する心を育むからです。
自分を信頼する心とは自己肯定感のことです。
つまり、親を確信する心を育むことイコール自己肯定感を育むということです。
子育ての正解とは結局?
子どもの立場で考えたときに、子どもが親を「信じられる」よりもっと強く、
親の愛を「確信できる」
そういう接し方が正解だと思うのです。
ポイントは、親がどう接するか、ではなく、子どもが親の接し方をどう思うかというところです。
ここが大切なのです。
多分、子育てに正解はないと仰る方の言いたいことはこういうことだと思います。
要するに、親の態度や行動はどんなものでもよい。
しかし、それは子どもが親にゆるぎない信頼を持てる、
そういう接し方なら何でもよい、
そういうことだと思います。
私はそう思っています。
ただ、子どもは子どもですから、大人のように人の気持ちや感情をおしはかることはできません。
相手の立場になって考えることもできません。
親が厳しい態度で子育てをしていると、
子どもに誤解されてしまう危険性があります。
なので、何か子どもに伝えなければならないことがある場合は、
穏やかに優しく言い聞かせるのがいいと思いますよ。
すぐに言うことを聞いてくれないこともよくありますが、子どもの心を育てることを優先しましょ!