- 毒親育ちだと認めたくなかった私のプライド
- 毒親は子供の精神を不安定にさせる
- 毒親は発達障害を抱えている場合がある
- お金が無いと言う毒親
- 今母親が苦しい思いをするのは自業自得だよって思ってしまう毒親育ちの私
毒親育ちだと認めたくなかった私のプライド
わたし、自分の母親が毒親かもと半分思っていて、いやそこまでひどくないだろうと思ったり、行きつ戻りつしてた。
母親が毒親だって認めてしまうと自分は毒親育ちなんだと認めることになる。
それがわたしのプライドをちくちくさせて、痛くて痛くて認めたくなかった。
というのも、私の母親は自分がすごい、自分たちはすごいって言う人で、子供の頃はうちは名門家なのだと本気で思ってたから。
そういうマインドコントロールするのも毒親の特徴でね。
小学校高学年になってそれ違うだろとわかってきたけど、すごい私(の家族)という自己イメージを作ってきたものだから、それが妙なプライドとして残っていた。
謙虚になれたことで完全にそれは無くなり、すっごい楽になった。
毒親は子供の精神を不安定にさせる
毒親に関する本を水島広子さんが書いている。
水島さんは「毒親」を「子どもの不安定な愛着スタイルの基盤を作る親」と定義づけている。
私は結婚する前、結婚してからもずっと不安定な愛着スタイルの持ち主だった。
だから夫が自分のことに集中しているだけなのに私を無視しているように感じると、夫にわざと関わってしまい、話をしたくない夫に言いつのってしまうということが過去あった。
だから毒親が子供の精神を不安定にさせるということは実感している。
毒親は発達障害を抱えている場合がある
確かに私の母親は発達障害があると思う。
彼女は人の気持ちがわからない。
そして自己愛が異常に強く思い込みが激しい。
そんなところからも発達障害があるんだろうなと私は思っている。
そのせいで不適切な育児をされて育ってきたのだろう私は。
私が悪いからだと思っていたが、母親に事情があったのだということを心から実感できるようになったのは水島広子さんの本のおかげだ。
最近母親はその傾向が年々強まっているように感じる。
母親の友人たちからも距離を置かれてしまって、もしかしたら悲しい思いをしているのかもしれない。
お金が無いと言う毒親
同居している妹から母が働かなくなったので母の生活費を援助してくださいとラインがきた。
以前はもっと収入があったようだが、今の母の収入は年金と権利収入で毎月6万~8万円。
妹家族と同居しているのだからそれだけあれば十分じゃないかと私は思う。
それなのに援助してと妹は言うのだ。
これってつまり、妹家族の生活を援助するっていうことなんじゃないの?
それにもし、母が亡くなったら、妹家族は暮らしていかれるのか?
と言う疑問でいっぱいになった。
しかも、母が働かなくなったという言い回しもどうなんだろう。
母に妹からラインがきたけどと伝えると「知ってるよ。」と言う。
お母さんはどう思うの?と聞くと「娘が援助するのは当然。」という趣旨のことを言った。
でも、私は夫に母や妹から援助してほしいと言われたことは言えない。
だって、うちは本当に生活が大変だ。
そして夫は家族のために一生懸命働いてくれている。
そのお金を妹家族の生活を支えるためになるかもしれない援助なんてできない。
以前から母はお金がないということはたびたび言っていた。
それとなく遠回しに言うのだが、はっきり言わないから私も何も言わなかった。
でも母はお金が無いはずなのに会うたびに新しい服を着ている。
先日は新しい靴を履いていた。
母は昔からお金があれば貯金をすることはなく、使ってしまうらしい。
貯金は余ればするもの、我慢してまでするものではないという考え方なのだろう。
確かにあと1年で80歳になるのだから多少は援助するのも仕方がないという考え方もある。
でも年金ももらっているし、権利収入もあるので切り詰めれば生活できるとおもうのだが。
うちだって余裕があるわけじゃないし、夫の収入は不安定で子どもにもまだまだ学費がかかるから援助なんて絶対無理。
切り詰めて生活してほしいと私は思っている。
今母親が苦しい思いをするのは自業自得だよって思ってしまう毒親育ちの私
私の実家はもともと会社をやっていて私が結婚する前まではわりと裕福な方だったと思う。
母親はあの頃はお金だけはあったのよと言う。
だったらそのころにバンバン使わず貯金なり個人年金なりにつぎ込んで、老後のことを考えて努力してくれていればいいものを。
今じゃお金は使い果たしてしまって会社はつぶしてしまって一文無しになってしまった。
それで今になって援助してくれって言われてもね。
あまりにも自分勝手じゃないの?と思う。
結局毒親は周りの友人からも子どもからも距離を置かれて寂しい老後を過ごすことになるのだろうなと思う。
冷たいかもしれないが、可哀想だけど心を育ててくれなかった親に対して心を尽くすことはできないよ。