昨日、子供の奨学金の申請書を書いていたときのこと。
目の前に座っていた夫はテレビを見ながらビールを飲んでいた。
私は、申請書に書く家計状況の内容を考えていて、夫にも相談していた。
そのとき夫が、テレビに映ったさだまさしさんを見て、おれ、さだまさしと同じ誕生日なんだよね、と言った。
でも、私は文章を考えていたし、受け答え出来なくて、ごめん、いま話し出来ないの。ごめんね。と言ってしまった。
文章を書くことに集中したかったのだ。
その言葉がいけなかったらしく、夫は機嫌を悪くしてしまった。
彼が言うには、自分の話しかけたことに対して話が出来ないと言うのに、テレビには反応して、その内容をググったりしていたと。
要するに俺を蔑ろにしたと言いたいらしい。
私がググっていたのは、家計状況の文章をどう書いたらよいか、例文を探していたのだ。
夫を蔑ろにしたつもりは全くなく、今話せないと言ったのも、私が一生懸命考えて書いているのは目の前にいて見ているのだから分かるはず、と思っていたが、夫は私の状況なんてどうでもよいのだとこのことでよーく分かった。
私が忙しそうにしていても、夫は自分が話したいときに、それに乗ってこない私が悪い、反応をキチンとしないのは、自分を蔑ろにする気持ちが私にあるからだ、と心から思っているのだとわかった。
受け答えの反応が薄いと蔑ろにされたと思い、勝手に機嫌を悪くするのだ。
とても驚いた。
そんな人だったとは。
確かに私が忙しく家事をしていても御構いなしにテレビの内容を話しかけてきて、それにちゃんと反応出来ないと、何も覚えていないアホだと言う。
そして、不機嫌になることがあった。
私はなぜ夫が不機嫌になるのかわからず、いつもヒヤヒヤビクビクしていたのだが、そういうことか!と昨日初めてわかった。
そのことに気づいたら、急に夫のことがどうでもよい、とまでは言わないが、気にならなくなった。
というか、いつも夫は私がお風呂に入ってる間にお休みも言わずに寝てしまうが、それがとても私は嫌だった。
挨拶もなしに寝るんだ、といつもずっと、何年も何年も毎日のように嫌な思いを続けてきたが、そんなことどうでもよくなった。
ただ、夫には感謝の気持ちがある。
大きな大きな感謝の気持ちを持っている。
感謝することで、腹立ちを穏やかな気持ちに変えたい。
今日はこれから夫への態度も変わるだろうし、気持ちも変わるだろうなど、つらつら考えていた1日だった。