顔や口には出さないけれど批判してばかりいた私
昔の私は、自分の価値観と違う人を批判してきた。
口には出さないけれど、心の中でいつも批判してきた。
些細なことでも、ちょっとしたことでも、なんでも、人を批判していた。。
お買い物でその場にいる知らない人たちのことも。
そして身近にいる人たちのことも。
なに、あの服装?へんなの。
なんであんな言い方するのかな?
うわ!信じられない、あんなことするなんて!
なんでこの人こんなに太ってるんだろう。食べ過ぎなんだよねー。
他人を批判する心理はどこからくるのか
この、批判する心理はどういうところからくるかというと、他人のすることを批判することで自分が上にいるように思えるので気持ちがいいのだ。
これは突き詰めれば承認欲求で、自分を認めてもらいたい気持ちが強いからなのだ。
「心理学者のウイリアムジェームズは言う。人間の本性の最も深いところにある原理は人に認められたいという強い渇望である。認められたいという希望でもなければ願望でもなく憧れでもない。認められたいという渇望なのである。」
ここで書かれているように、承認欲求とは渇望なのだ。
非常に欲しくて欲しくてたまらないもの、なのだ。
他人を批判することは気持ちがいい。でも一時的なものなので止められず繰り返す
私は、自分は正しいを大きな声で言いたい、そして「」あなたは正しい」と周囲のすべての人たちから認めてもらうことを非常に欲しかっているけれど、それは難しい。
そして私は正しいのだ!!と言うと周囲の目が気になるタイプの私みたいな人間は、心の中で他人を批判する(承認欲求からそれをやめることが出来ない。批判が気持ちいいから。←この気持ちよさは一時的なものだから消えてしまう。だから繰り返す)。
他人を批判することのデメリットを気づいていないタイプの人は大声で口に出して他人を批判する。
大声で批判すれば他人は一応見てくれるし相槌を打ってくれる。それで承認欲求が満たされたと満足するわけではないけれど、それをすると満たされた気になって一時的に気持ちがよくなるからだ。(あくまでも一時的なもの。だからやめられず繰り返す。)
批判を止める考え方
でも、急に気づいた。人はそれぞれに大切にしているものがあって、それは私にもあって、それを他人にも大切にしてもらいたいと思ってることに気付いたのだ。
スーパーで買い物をしている人、色んな人がいるけれど、でもそれぞれに大切にしているものや大切にしていることがあるんだわ。
その大切にしているものを表現しているだけなのだ、それをすることで私がスーパーで買い物をしている人から迷惑をかけられた?
いいえ。そんなことはない。
ならばその大切にしているものがあることを理解してあげなければならないのだと。
まとめ
つまり、私は絶対にしないような服装をしていたり行動をしていたりしている人がいても、それはその人にとっては大切なことで、その人はそれを他人にも大切にしてほしいと思ってるんだと思ったのだ。私が私の大切にしているものをほかのひとにも大切にしてもらいたいと思っているように。
だとしたら、私とは価値観が違ったとしても、その人の大切にしているものを批判してはいけないのだと思った。
批判しそうになったら何も考えないようにする。
そうすると心がすっきりしてくるのだ。
ぜひやってみてほしい。