私には批判癖がある。それを治したいと思っていた。
そしてだいぶ治ってきたのはどうしてかを書いてみたいと思う。
これはサレンダードワイフ実践の初期のころの話です。
ある朝夫からの怒りのラインで気づいた自分の心
ある朝、夫から怒りのLINEがきていた。
夜中にしてきたようで、長文だった。
うちは洗濯を夫がしてくれる。
というか
夫は私のやり方が気に入らないらしく、結婚当初から私に触らせなかった。
やろうとすると見にきて何してるの?と聞くし、勝手なことしないでよ、と言われたので触らなくなった。
さて、昨日の彼の怒りは何かというと、エプロンのポケットにハンカチが入ったままだったからというもの。
私はほとんど今までポケットのある服を着ないので、言われたことが無かったが、子供はポケットにガムやティッシュを入れっぱなしにして、洗濯物がティッシュだらけになってしまい、たいそう夫に怒られていた。
それがずっと最近まで続いていたので、元々の怒りも大きかったのかもしれないが、私は初めてだったのに、お前はそもそもだらしない性格だからね、ときた。
これを読んで私はかなり傷ついた。
そもそも?だらしがない?はぁ?って思った。
誰のこと言ってるの?自分のことじゃないの?と。
午前中は悲しみと怒りと、あきれる気持ちでぐちゃぐちゃだった。
他人を許す気持ちが無いから怒りが持続し、批判したくなる
でも次第に、私は許す気持ちが足りないなぁと思う気持ちが湧いてきた。
もしかして、私も人を批判したい性格で、いつも誰かを批判してたけど、許す気持ちが足りないからなのかも知れないと、急にそんな風に思った。
そしてはっとした。
許さないというのは相手に腹を立て続けていることだ。
自分が正しくて相手が間違っていると思い続けることだ。
今回の場合だと、そんな些細なことでそこまで怒る夫が悪い、だらしない性格なんていくら怒ってもそんな酷いことを人に言うなんて有り得ない、だからあなたは間違っていると私は思い続け、夫と対立し続けるということだ。
表面的には何も無かったかのように元どおりの生活に戻るだろうが、心の中でずっと夫に怒りを持ち続けるということだ。
怒りを感じる相手には、全ての行動を批判したくなる
怒りを感じる相手に対しては批判する気持ちになる。
相手の行動全てを批判したくなる。
親への怒りの気持ちが夫に投影されている
実はこの気持ちは、元々親に持っているものだった。
この頃の私は親にかなりの怒りの気持ちを持ち続けていた。
親への怒りは世の中への怒りへと投影されるので、私は夫だけでなく周囲の人に対しても、実は心の底で怒りを抱えていたのだ。
怒りは批判を生む。
そして、人は鏡だ。
夫が批判してきたのなら、私が他人を批判する癖があるということで、私が他人を批判しなければ、夫もこんな些細なことで怒らなくても良くなるのかもしれないと思った。
そして、許せ許せ、と言い聞かせているうちに落ち着いてきた。
なんかね、怒ってる時間がもったいないと思うようになったし、そんなに大したことじゃないのに、何をイライラしたのかな、という気持ちになったのだ。
今度から人に怒りを感じたり批判したくなったら、許せ許せと思うようにした。
だって、私だっていっぱい人を傷つけてきてるんだもの。
今後傷つけられたと思う相手を全員許しても、まだ足りないくらい、他人を傷つけてきたかも知れないのに。
自分が変わったら夫が変わった
夫には感謝しているが、どうしてこんなことで怒るの?と思うような些細なことで夫は怒りをぶつけてくると感謝もなにも吹っ飛んでしまう。
しかもひどい言い方をすることが過去はあった。
今はサレンダードワイフを実践する効果でひどい言い方をすることは無くなったけれど、夫が怒ってくる内容は私にとっては青天の霹靂で混乱することも多かった。
でも、よくよく考えると外で恥ずかしい思いをしないようにと夫は言ってくれるのだ。
私が気づかなかったり、問題にしないようなことでも、他人は気にしたりまずいよ、と思ったりすることがあると教えてくれている。
だから感謝しないといけないし、感謝するのならそこには当然許しがある。
自分が変われば相手が変わる。
まずは自分が変わろう。
自分が他人を批判しないように、他人を許し感謝で受け取るようにしよう。
そうやっていたら、気づいたら夫は穏やかになっている。
こんな風に怒りをぶつけられても許そうとあたまで考えるんじゃなく、心から夫に感謝出来るようになったら素敵なサレンダードワイフだな。