最近は、本当に素直になったと思う。
恥ずかしいけれど、以前の私は自分の方が夫より頭がいいし、夫より知識があるし、なんでも上手に出来ると思っていた。
だから夫が私のことを注意したり叱ったりすると、とても腹が立って仕方がなかった。
夫はいろんなことをよく知っていて博学だが、そんな夫に負けたくないという気持ちがあって、夫がある事柄について知識を披露すると悔しくて、そんなこと知ってる、というようなことを言ってみたり、変な顔をしたりしてしまっていた。
でも、そんな私は良くないこともわかっていて、そういう態度や考えをやめなければいけないとも思うので、心の葛藤がひどくて本当に苦しかった。
苦しいくせに、プライドを捨てられず、夫を馬鹿にしたりしていた。◀︎心の中でね。
そういう態度をしてしまうのは、外でもあって、私、すごいでしょって、口では言わないけれど態度やエピソードで示してしまったりして、負けまいとしてしまい、後でとても恥ずかしくなるのだが、やめられなかった。
今は生きるのが楽になった。
人と接するのが苦しくなくなった。
私はすごいんだよ、と顕示しなくてよくなって、本当にラクになった。
昨日も夫がいろんな知識を披露していたが、それを素直にふーん、そうなんだー、すごいねーって言えた。
なんの他意もなく。
夫は気持ち良さそうに話していたし、以前は直ぐに寝てしまっていたの「、最近はご機嫌で長いこと食卓で持論を展開していることが多い。
夫婦で大笑いしてしまい、子供に、お父さん声が大きいうるさい、と言われてしまうこともあるくらい。
もっとプライドを捨てたい。
もっともっと、謙虚に、傲慢をやめたい。
澤村直樹さんの傾聴の本に書いてあった「無能になって聴く」を思い出した。