サレンダードワイフと神様 surrenderdwife’s diary

サレンダードワイフを実践して夫と仲良し家族円満になった私の体験ブログ

いじめの原因は?子供を守るにはどうしたらいい?

学校は友達関係を学ぶ場所

学校へ行きたくないと子供が言う時、それは勉強ができないからじゃない、というのはもう、みなさんはわかってますよね。

 

子供にとって学校は勉強しに行くところではあります。

ですが、それだけではなく、友達とのかかわりから人間関係を学ぶ場としての機能もあります。
現代の学校はむしろ勉強よりも、人間関係が主になっていると言っても過言ではないような気がします。
私は。

いじめが原因?うちの子の不登校

さて、下の子が小学生のときも学校へ行きたくないと言って、ひと月断続的に休んだ時期がありました。
高学年になって、友達関係が複雑になってきて疲れてしまったようでした。

 

我が家の下の子は、素直でまっすぐで、いたずらはしますが、根っからの正直者で、親に嘘をつき、それを親が素直に信じたため、苦しんで泣いてしまうようなところがありました。

不登校の理由

高学年にもなると先生の前では良い子にしていても、先生がいないところでは大騒ぎをするのは普通にあること。

本が好きでいつも手放さず、自習の時間だと言われれば真っ先に本を読みだすような息子に、

おまえはなぜまじめなんだと言われてしまうことに大変悩み、

学校へ行かないと言いだしました。

 

息子はまじめにしようとしてまじめにしているわけではなく、普通にしていてこれだから、どうしたらいいのかわからない。


本も読みたいから読んでいるだけで、勉強したくて本を読んでいるわけじゃない。

友達が好きで野球部に入っているのと同じで僕は好きで本を読んでいるだけだ。

息子はいじめだ!と怒りました。


しかし、お前は真面目だと言う子は、息子をいじめているつもりはなかったようです。

息子にはいじめだと思うのね。

行きたくないのなら少し休んでもいいよと言いました。

学校へ行ってしまえば取り合えず過ごすことはできますが、それは我慢してのこと。
疲れているのが見てとれたし、事実、頭痛や腹痛もありましたから。

断続的な登校が続く

週のうち1日行っては3日休み、2日行っては5日休み、てなことをしているうちに、宿泊行事が近づいてきました。

 

その間私は落ち着いていたと思いますか?
とんでもない!
とても心配でした。

 

きっと少し休んだら行けるようになるだろうと思ってはいましたが、いじめだと思っている子供は学校が怖いのかなかなか続けていくことができないくて休んでばかりいます。

しかも休んでいる間は家でひとりで過ごしているので、心配でした。

宿泊行事の前日のこと

宿泊行事のために前日に荷物を運ばなければなりません。

しかしその日は病院の予約が入っていました。
息子は大きな荷物を持って病院へ行き、その足で学校へ向かいました。

 

その前日まで休んでいて、本当なら事前検診なども受けなければならないし、

一週間前から熱を測ってカードに記し、先生の印をもらわなければならないという

事前の約束もありましたが、それらは一切出来ていませんでした。

 

でも前日になって、しっかり自分で用意をし、自分で大きなリュックを背負って学校へ遅刻して行きました。

私は少しはほっとしましたが、またいじめられたとか、明日になって突然行かないと言いだすかもしれないと覚悟していました。


でも、翌朝あっさりと彼はバスに乗って行ってしまいました。
あっけないくらい…

 

もしかしたら3泊4日の途中でいじめられたから帰ると言って泣いて電話がかかってくるかもしれないと、携帯を離さず、

ドキドキの4日間でしたが、帰ってきたときは笑顔で楽しそうにバスから降りてきました。

あっけなく不登校終了

その後、あの一カ月が嘘のように、また学校へ通いだした息子。
宿泊行事がきっかけになって友人ととても親しくなれたのだそうです。
そのおかげで、息子が本を読んでいることでうるさく言う子がいても、気にならなくなったようです。

また、急にお友達が増えて、そのお友達を交えて土日も遊ぶようになりました。

 

学校へ行きたくないと子供が言う時、それは勉強ができないからではない、友達関係に原因がある、そう思って間違いないでしょう。

いじめは本当にいじめの場合もそうでない場合もある

中学生でも高校生でも大学生でも同じだと思います。
友人関係、要するに人間関係に原因があるのでは?と疑ってみる必要がありそうです。

 

そして、いじめだと本人が言っても、それをしている友達はそういうつもりではないこともあるということ。

 

うちの子の例で言えば、本ばかり読んでるやつ、ということがそれほどうちの子を苦しめているとは気づいていない、

そういうことがあるのだということを知っておく必要があります。

 

ですから、時々いじめがあったかどうかと学校で調査をすると、いじめはなかった、という結果がでることがあるのはそういう場合もあるということです。
そうでない場合もあります。隠している場合です。

 

どちらにしても、いじめようと思って嫌みを言う子、

またはいじめてるつもりがなくても本人を傷つけることを言ってしまう子、

色んな子がいるということを知っておく必要があります。

 

また、自覚しないでいて、自分の子がいじめをしていると、別の子に思われている場合だってあります。

自分の子がいじめをされる場合もあれば、いじめてしまう場合もあるのです。

いじめから逃げることはできないのが子供の世界なのかもしれません。

私たち親はどのように、子供を育てればよいのでしょうか?

いじめで一番怖いのは親が知らないこと

いじめる側でもいじめられる側でも、どちらにしても親が知らないことが一番怖いことです。

ですから最初は言わなかったとしても、最後はきっちり親に話してもらえる、そういう親子関係であることが望ましいのです。

 

子供にだってプライドがありますから、親に知られたくないと思うこともあるでしょう。
いじめられている自分を情けない奴だと思って、そんな自分を親に知られたくないと思うこともあるでしょう。


いじめている自分を意地悪な奴だと思って、そんな自分を知られたくないと思い隠すこともあるでしょう。

 

でも、最後には、心を開いて話してもらえる、そんな親子関係を作っておくことが望ましいのです。

 

サイアクの状況になったときに、親が知らないというのが親にとっては一番つらいことです。
ですから、私もそうですがみなさんも、子どもが自分のことを最後は頼ってくれる、

そういう親になれるよう努力を続けていきましょう。

いじめられて苦しいのに、親に頼れないのはなぜ?

と、ここまではありきたりのことを書きました。
いじめられている子が最後まで親に話せないのはどうしてかということが知りたいですよね。
いじめられて苦しいのに、親に頼れないということですね。

 

普段から親に何を話しても大丈夫という安心感があれば、

プライドがあったとしても最後は話すことができるはずだと私は思うのです。

こんな弱い自分を親はなんて思うかなとか、恥ずかしいとか、

そういう思いは思春期になれば必ず出てくるものです。

 

しかし、最後の最後はやはり親に頼るほかないのです、子供は。
自分の弱さも甘さもすべて見せて、それでもお母さん、私を見捨てないでほしいの、と頼りたいんです。本当は。

 

それなのに頼れない、そのつらさがわかりますよね、みなさんなら。

どうしても話せない、そういう風に子供は思ってしまう子もいます。
どうしてでしょうか。

幼い頃の接し方

中学生になった娘に対して、お母さんは一歩引いた接し方をしているかもしれませんね。
うるさく言わなくなったかもしれません。
言っても聞かないし、イライラするだけだからもう言わない、

そう思って最近は何も言わなくなった、そういうお母さんもいらっしゃると思います。

 

私はうるさく言わないのに、どうして子供は何も言ってくれないの?私に話してくれないの?と思っていらっしゃる方があるかもしれませんね。

それはね、幼いころ、もっともっと小さな、かわいいお手手をしていたころからの子供への接し方が響いているんです。

幼ければ幼いほど親の言葉がダイレクトに届く

幼ければ幼いほど、子供は親のちょっとした小言でもそのまま受け止めてしまいます。
親が大したことないじゃない、というようなことでも重く受け止めてしまうのです。

 

それはどうしてかというと、潜在意識と顕在意識の間には膜があるのですが、その膜は幼いころは薄くて大きくなるに従ってだんだんと硬くなっていきます。
その境が10歳ころと言われています。

 

それまでの間は親の言ったこと、親の態度そういうものをすべてそのまま受け止めてしまいます。
大きくなれば親の言うことの本当の意味を知ったり、想像したりすることができます。

しかし幼いころはそれができませんから、親が言ったこと、親の態度をそのまま受け取ります。
膜がないのでそのままダイレクトに脳に入っていくのです。

 

親は自分ではそれほど子供にきついことを言ったりしたり、したつもりがないかもしれません。

でも子供は重く受け止めてしまうのです。


そしてそれは潜在意識に蓄積されて、お母さんの印象としていつまでも残ります。
そして膜は閉じていきます。

思春期は潜在意識でお母さんを誤解している

ですから、大きくなった今、小言を言わなくなった。

でもお母さんの印象は幼いころの怖いお母さんの印象が強くて、

何か言ったら逆に言い返されちゃうとか、

怖い態度を取られちゃうとか、

自分は受け入れてもらえない、などと子供は誤解しているのです。

 

その誤解はなかなか解けません。
子供は誤解しているのです。
お母さんの本当の心を知らないで、子供はお母さんは私のことこう思ってる、と誤解しているのです。

お母さんに話す気になれない不思議さ

潜在意識に蓄積された印象はしらないうちに出てきます。
本人が意識しないでいても出てくるものなのです。
無意識に、ということです。

 

膜が閉じてしまえば、膜の中に何が入っているのかを知るのは難しいのですから、
その無意識の中にいるお母さんを変えるのはなかなか難しいものなのです。
本人もわからないのです。
潜在意識の中のお母さんがどんなお母さんなのか、わかりません。

 

でもどうしてかお母さんに話す気持ちになれないなぁと思います。
そのどうしてかわからないけど、というのが潜在意識のなせるわざなのです。

 

ですが、小言を言わなくなったら当然良い方へ変わります。
でももっともっとと、子供の潜在意識は望んでいるのです。
もっと変わってくれなくちゃ、話すことなんてできないよ、と子供は無意識に思っているのです。

じゃあどうやったら変えられるの?ということですが。

いじめる子になるのもいじめられる子になるのも原因は同じ

実はいじめる子もいじめられる子も根っこにあるものは同じものです。
本当の自分を表現出来ないことに原因があるのです。

 

いじめる子は、本当は優しいところもあるのに、

本当は優しくしたいのに、どうしてかできない。
いじめられやすい子は安心できる場では言えるのに、

学校ではどうしてか自分の考えをはっきり主張できない。

どちらもどうしてか、出来ないんです。

 

この、どうしてか、という部分が潜在意識のなせるものなのです。
自分ではこうしたいのに、出来ない、こうしたいのにできない、というのは潜在意識がさせてくれないからです。
こうしたいのに、という思いは顕在意識の思いです。
でもそれが出来ないのは潜在意識がイヤヨと言っているからです。

 

例えば、潜在意識の中に怖いお母さんがいる。

お母さんの模倣からお友達に強い態度で出てしまう場合、

逆にお友達にお母さんを重ね合わせて何も言えなくなってしまう場合など、

子供の性格によって違いますが、それが高じていじめる場合、いじめられる場合とわかれていくようです。

 

そしていじめは、する側とされる側が交互に入れ替わったり、

立場の強い子が弱い子をいじめてたと思ったら、

いじめてた子が別の子からいじめられるという関係性の中で行われることがよくあります。

過去を振り返ると私が子供の頃もそうでしたねー。

 

根っこは同じ。

いろいろなパターンがあるので、これは一例ですが、

本当は私はこんな子じゃないのに、でもどうしてか、そうなってしまうという場合、

潜在意識にその原因がある。
今はお母さんは怖くないのですが、潜在意識には幼いころのイメージが残っています。

子供の脳が誤解しているんですね。

子供は自分が悪いからと思っている(罪悪感が原因)

実は幼いころの子供は、自分のせいで親が苦しんでいる、自分が悪いから親に怒られるのだと思うのです。

 

幼いころに起こった出来事は強い感情と結びついて、それが潜在意識に蓄積されます。
「潜在意識で思っていること」というのは、つまり、幼いころに感じた感情がもとになっている気持ちだということです。

 

潜在意識で思っているのですから、自分がどういう気持ちをもっているかを自分自身で把握できている子はほとんどいないと思います。

悪い子の私でもそのまま愛してほしい

子供は自分の気持ちを自覚できずに、悪い子の私だけど愛して欲しいと心の奥底で思っているのです。

それは、お母さんにそのままの自分を認めてもらいたいという気持ちです。
私のことを暖かく優しく包んで欲しいと思っています。

悪い子の私だけど、それでもいいよと言ってもらいたいと思っているのです。

 

たとえ、悪態をついたりあまのじゃくな態度をしたりしていたとしても、

潜在意識では、心の奥底では、お母さん愛して、私を(僕を)そのままありのままの私を愛して!!と強く望んでいるんです。

強く望んでいながら、でも自分は悪い子だから愛してもらえないだろうとも思っているんです。

人は潜在意識で思っていることを実現していく

お母さんに話したいけど、どうしてか話すことが出来ない。

そんなとき、愛情を得たいのに、得ることが出来ない自分という自己像を持って生きている場合があることが考えられます。

 

私は悪い子だから愛情を得ることができないと思って生きているのです。

 

そして怖いのはこのまま成長していくと、愛情だけではなく、自分が欲しいと思うものは得られないんだという確信を深めていってしまう場合が多いのです。

潜在意識で感じていること、思っていることを人は実現していくというのは、本当のことなのです。

全部が全部、そうだというわけではないですが、そういう場合があるということです。

お母さんは悪い子のあなたでも愛してると伝えること

年齢が低ければ低いほど、修正が効きやすいのです。
でも中学生になっていても高校生だったとしても大丈夫。
お母さんはあなたが悪い子だったとしても愛しているんだよ、ということを態度や言葉でしっかり伝えてあげて欲しいのです。

 

どんなあなたでも好きよと伝えてあげてください。

子供が潜在意識で求めているものは、悪い子の自分でもお母さんは愛してくれるという実感。

最初は顕在意識で受け止めていても、

お母さんがいつも同じように愛してるよ、と伝えてくれていれば、

子供はお母さんの愛を確信します。


お母さんがいつも自分を肯定的に認めてくれていると感じられれば、子供の潜在意識は変化していきます。

お母さんに愛されている実感を持っている子は自分を大切にできる

自分を大切にできるというのはどういうことかというと、

たとえばいじめにあったとき、自分の感情を大切にできますから、

嫌だと言える、または逃げることができる。
または先生に言う、親に言うなど、自分を守る方法をとれるのです。

 

私は子供のころ、親に愛されている実感はあまりもてませんでした。
私は正直な話、いじめもしましたし、いじめられもしました。
小学生のころ、親に愛されている雰囲気の子がうらやましくていじめたことがありました。

 

しかも女の子同士のいじめって、仲良くしている間柄の子同士でいじめ合うんですよね。
私がいじめた子と私は普段仲良くしている子でした。


でもその子は強かった。
ひとりぼっちにされても元気に学校へ通ってきました。
ひとりでもくもくと過ごしていました。
そしていつのまにか私たちはまた元に戻っていました。

 

すると、今度は私が別の子からいじめられたのです。
私は学校を休みました。
そうしたら、私がいじめた子がお手紙を持って訪ねてきてくれたのです。
うちのお母さんも心配してたよとぼそっとその子は言いました。


なんて優しい親子だと今は思います。
でもそのときは何であなたのお母さんが私を心配するんだろーって思っていました。

 

今だからわかります。
どうしてあの子が私にやさしくしてくれたのか、どうしてあの子が強かったのかが。
お母さんが子供の友達の私を心配する以上に、あの子がいじめられたときにお母さんが優しく心配してくれたからだったのねと。

 

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私の育児の考えの基本になるのが「子どもへのまなざし」の著者、佐々木正美先生の考え方です。

私が佐々木正美先生のことを知ったは、上の子の幼稚園の園長先生がこの本を紹介してくれたからでした。

「20歳のうちの子に佐々木先生のおっしゃる通りにしたら変わったのよ!これ、本当におすすめだからぜひ読んで!」ってこの本を貸してくれたのが最初です。

佐々木先生はもうお亡くなりになってしまいましたが、臨床の現場でずっと子供たちに接してきた児童精神科のお医者様でした。
私は先生の講演には何回も出かけてその優しい語り口のお話を聴きました。
穏やかな暖かい話しをしてくださる先生で、お話を聞いて帰るときには早く子供たちに会いたくてたまらなくなるほど子供たちが愛おしくなりました。

もし、育児に悩まれているのなら、この本をお読みになることをお勧めします。